[APACHE DOCUMENTATION]

Apache HTTP Server Version 1.3

Manual Page: httpd

名称
       httpd - Apache ハイパーテキスト転送プロトコル (HTTP) サーバ

書式
     httpd [ -X ] [ -R libexecdir ] [ -d serverroot ] [ -f config
     ] [ -C directive ] [ -c directive ] [ -D parameter ]

     httpd [ -h ] [ -l ] [ -L ] [ -v ] [ -V ] [ -S ] [ -t ] [  -T
     ]

解説
       httpd は Apache ハイパーテキスト転送プロトコル (HTTP) サーバ
       プログラムです。スタンドアロンデーモンプロセスとして実行するよう
       設計されています。そのように利用される場合、リクエストを処理する
       ために子プロセスのプールを作成します。停止させるためには TERM
       シグナルを最初の (親) プロセスへ送ってください。親プロセスの
       PID は、設定ファイル中で指定されたファイルに書き込まれます。
       httpd は、スタンドアロンデーモンプロセスとして
       ではなく、HTTP サービスへ接続されるたびにインターネットスーパー
       サーバ inetd(8) から起動させることもできます。

       このマニュアルページはコマンドラインの引数をリストしているだけです。
       httpd の設定に必要なディレクティブの詳細は、Apache 配布物や
       http://www.apache.org/ で見つけることができる Apache マニュアルを
       参照してください。このマニュアルのパスは、httpd にコンパイルされているものとは違うかもしれません。

オプション
     -R libexecdir
                 このオプションは Apache を SHARED_CORE ルールを可能に
                 してビルドした場合のみ利用可能です。その場合、Apache コアコード
                 に動的な共有オブジェクト (DSO) ファイルに置かれます。
                 そのファイルはデフォルトで ServerRoot 配下の
                 ハードコードされたパス中から検索されます。
                 それを上書きしたい場合にこのオプションを使用してください。

     -d serverroot
                   ServerRoot ディレクティブの初期値を serverroot で設定
                   します。この値は設定ファイルの Server-Root コマンドで
                   上書き可能です。デフォルトは /usr/local/apache です。

     -f config
                   起動時に、config で指定されたファイル中のコマンドを
                   実行します。config が / で始まらない場合、ServerRoot
                   からの相対パスと解釈します。
                   デフォルトは conf/httpd.conf です。

     -C directive
                   設定ファイルを読みこむ前に directive を処理します。

     -c directive
                   設定ファイルを読みこんだ後に directive を処理します。

     -D parameter
                   設定ファイルで条件によってコマンドをスキップまたは処理
                   する <IfDefine>...</IfDefine> セクションと共に使用する
                   ことができる parameter を設定します。

     -h          
                   利用可能なコマンドラインオプションの短い要約を出力します。

     -l          
                   サーバにコンパイルされているモジュールのリストを出力します。

     -L          
                   ディレクティブのリストを期待される引数とディレクティブが
                   有効な場所と共に出力します。

     -S          
                   設定ファイルから解析された設定を表示します
                   (現在はバーチャルホストの設定のみを表示します)。

     -t          
                   設定ファイルの文法テストのみを行ないます。プログラムは
                   文法解析により 0 のリターンコード (文法 OK) か非 0 の
                   終了コード (文法エラー) を返してすぐに終了します。

     -T          
                   オプション -t と同様ですが、設定されたドキュメント
                   ルートをチェックしません。

     -X          
                   内部のデバッグ目的のためのみのシングルプロセスモードで
                   実行します。デーモンはターミナルから離れず、子プロセス
                   を fork しません。通常のウェブサービスを行なう場合、
                   このモードを使用してはいけません。

     -v          httpd のバージョンを出力して終了します。

     -V          httpd のバージョンとビルドパラメータを出力して終了します。

関連ファイル
       /usr/local/apache/conf/httpd.conf
       /usr/local/apache/conf/srm.conf
       /usr/local/apache/conf/access.conf
       /usr/local/apache/conf/mime.types
       /usr/local/apache/conf/magic
       /usr/local/apache/logs/error_log
       /usr/local/apache/logs/access_log
       /usr/local/apache/logs/httpd.pid

関連項目
       inetd(8)


Apache HTTP Server Version 1.3

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